バイアグラも使い方次第?バイアグラの正しい知識と使用法について

EDにお困りの方にとってバイアグラは、救世主としてあまりにも有名ですよね。
バイアグラ(シルデナフィル)はED(勃起障害、勃起不全)、肺動脈性肺高血圧症の治療薬としてファイザーが開発した薬です。多くの方にとっては、バイアグラ=ED治療薬というイメージが強いかもしれません。
バイアグラの正しい使用法や入手で気を付けなければならない点をご存知でしょうか?
1990年代以降から、バイアグラが世界的にも爆発的に売れ、誤った使用法により死者まで出たことは社会問題にもなりました。
インターネットでは模造品も多く売られており、注意が必要です。
今回は、バイアグラについての正しい知識と使用法についてご紹介します!
バイアグラって何なの?
日本に限らず、世界中の成人男性の多くはEDに悩んでいます。
ある調査では、成人男性の4人に1人はEDだと言われています。
EDは勃起不全だけでなく、勃起に時間がかかったり、途中ですぐに萎えてしまったりなど、満足のいく性交ができない状態のことを指します。
そして、バイアグラはこうしたEDに悩む男性の治療薬としてファイザーによって開発・販売されました。
もともとはシルデナフィルという治療薬として登場しましたが、ED治療薬としては「バイアグラ」として商標登録されているため、バイアグラという名前の方が圧倒的に有名です。
発売当初から、「夢の薬」とか「画期的新薬」などと話題が沸騰していたため、日本でも発売当初から非常に人気がありました。
バイアグラの気を付けなければいけない副作用
このように、爆発的な人気を博していたバイアグラですが、狭心症を患っている患者がバイアグラを服用して性行為の直後に死亡するというケースが複数発生しました。
いずれも心肺停止による死亡で、亡くなった男性は狭心症治療のためにニトログリセリンなどの硝酸塩薬を常用していたとのことです。
そのほか、急性心不全や心筋梗塞、脳こうそく、発しん、低血圧などの副作用が現れたという例も日本でも多く報告されています。
これらのケースでは、いずれもバイアグラをきちんとしたルートで入手しておらず、個人輸入業者から購入しており、正規品かどうかもわからないというのが現状です。
また、正規品であったとしても、きちんと医者の診断を受けて安全性を確認してから処方してもらわないと、こういった命の危険すらある薬であることを理解する必要があります。
厚生省も、「医師の診断を前提とした使用」を徹底するよう呼びかけています。
バイアグラにジェネリック医薬品があるの?
バイアグラは保険適用外ですので、処方する病院やクリニックによって値段が違います。
目安としては、1錠あたり1,000円~2,000円の価格帯が多いようです。
ちょっと高い、と思われる方もいるかもしれませんが、そんな方に朗報があります。
なんと、ファイザーが開発・特許を取得したバイアグラは、2014年5月に特許が切れたため、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が続々と登場しているんです。
特許が切れた直後の5月末には東和薬品株式会社という国内ジェネリック医薬品大手メーカーがバイアグラのジェネリックを販売しています。
結局、2014年中には合計10社がバイアグラのジェネリックの製造・販売を始めています。今後、ますますバイアグラは我々にとって馴染み深いものになるとともに、そうであってもやはり医者への相談と診察は必要であることを肝に銘じる必要がありますね。
まとめ
バイアグラは、ファイザー社が開発したED治療の「夢の薬」として販売開始直後から人気が非常に高い商品となりました。ただし、個人輸入業者を介して入手・服用して副作用で死亡するケースも多く発生しています。
正規品であっても副作用が全くない薬ではないため、医者の診断が欠かせない薬であること理解するとともに、今後ますますジェネリックとして求めやすくなります。しっかりとした知識と用法を身に付け、服用することが大切です。