ED治療は精神科?意外に知らない現代の勃起障害の治療法!

1,000万人以上の日本人男性が悩んでいるED(勃起障害)は、器質性、加齢性、心因性といった原因によって引き起こされます。
意外と多くなってきているのが、心の問題である心因性。
そんな方々にとって救世主となってるのが精神科(メンタルクリニック)です。
泌尿器科に相談するのは恥ずかしいといった方もやはり多いようで、精神科やメンタルクリニックに相談に行く方が増えているようですよ。
カウンセリングの対象も、日ごろの生活で抱えるストレスだけでなく、小さい頃のトラウマなどが原因となっている場合もあり、多岐に渡ります。
そこで今回は、EDに悩む方々に対して、精神科での治療などの情報をご紹介します!
精神科におけるEDの治療対象
EDは大きく分けて、緊張やストレスなどの心の問題からくる心因性(機能性)と、糖尿病などの生活習慣病が原因となって勃起するのに必要な血管神経に障害を持つことからくる器質性が挙げられます。
EDというと、「全く勃起が出来ない方」のことをイメージするかもしれませんが、たとえば中年の方にあるような、勃起に時間がかかる、とか、途中で萎えてしまう、とか、十分な硬さにならないなどの場合も対象となります。
従来からEDの多くは心因性だと考えられていましたが、医療の進歩により器質性によるEDの増加が分かってきました。
器質性の場合は、酒やたばこ、不規則な食生活や寝不足などの生活習慣の改善が求められます。
では、心の病気はどのようにして引き起こされるのでしょうか?
心の病気というとうつ病などが想起されますが、実は一般の男性にとっても身近な症例なのです。
続いて心因性について詳細に見ていきましょう。
心因性のEDとは?
体の機能そのものに問題はなく、ストレスや夫婦間の問題などの心理的・精神的な要因によって引き起こされるED を心因性 ED といいます。
睡眠中の勃起現象をNPT(夜間陰茎勃起現象)といい、体に障害がない男性の場合は睡眠中に4~5回起こります。早朝勃起(いわゆる「朝立ち」)もそのうちの一つです。
これがあるにも関わらずEDになっている場合が心因性EDだと言われます。
うつ病や統合失調症といった精神疾患によってEDが引き起こされますが、それ以外にも日頃の生活上のストレスや夫婦関係の不仲、 さらには幼少期に受けたトラウマなど、誰にでも起こるものであり、その原因は様々です。
心因性 ED に悩む男性は、EDを克服しようと一人で色々と試行錯誤します。それでもうまくいかず、かえって性行為に対して緊張感や焦りを感じてしまい、失敗を繰り返すケースが多いようです。
そうした失敗の経験がさらに劣等感やストレスにつながってしまい、また失敗をしてしまうという悪循環に陥ってしまいます。
1人で解決しようとせずに、専門家に相談してみましょう。
精神科での治療内容は?
簡単に治療までの流れは以下の通りです。
- 来診予約
- 来診当日、病院で問診票を記入
- 診察で簡単な問診
- 問診結果に従って、院内処方
どの病気でも同じですが、問診は診療の基本であり、かつ、最も大事な部分です。
処方する薬によっては他の薬を服用していると使えないものもありますし、EDの原因にはどのようなものが考えられるか、治療の方向性を決めるために極めて重要と言えます。
そのため、現病歴や既往症、現在の服用中の薬などについて漏らさずに伝えましょう。
実際の治療では、バイアグラテストを実施するところが多いようです。その後、NPT反応の測定を実施します。
バイアグラはPDE5選択的阻害薬と呼ばれ、ED治療でよく使われる治療法です。
バイアグラの処方によっておよそ8割のEDが改善できるそうですよ。
心因性EDのポイント
心因性の場合、日ごろのストレスなどが原因となるほかに、幼少期のトラウマなど、深層心因が原因となっている場合もあり、原因の特定までに時間がかかることもあります。
また、深層心因の場合は、ED治療薬とあわせてカウンセリングを行うため、その治療にも時間がかかります。
時間がかかる分、心の負担も大きいため、パートナーの同伴や励ましなどの協力が必要となります。焦ってもEDの本当の改善は期待できないため、根気よく取り組まないといけません。
まとめ
EDには様々な原因で発症しますが、心因性のEDの場合は、毎日の生活に精神的なストレスや幼少期のトラウマが原因となっていることも多いです。
この場合、一人で治そうと努力しても中々効果は見込まれません。まずはお医者さんに相談し、ED治療薬を処方してもらうことも大事ですが、パートナーの理解や協力も必要不可欠です。
一人で悩もうとせず、周りと協力して取り組むことが大事です。
【ED治療 関連ページ】