ED、勃起障害やメタボの原因は男性ホルモンの低下が原因だった?

更年期障害と言えば、女性に特有のものと見られていたのはもう昔の話。
今では働き盛りの男性にとっても更年期障害に悩む方は増えています。
男性ホルモンである「テストステロン」が減少することによって、仕事力が低下したり、うつ病やメタボに悩むようになるだけでなく、EDの発症の件数の増加も顕著になってきました。
男性ホルモンの低下は、EDだけでなく生活習慣病や心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが高めます。
このようにEDには、ホルモンとの間に密接な関係があります。
そこで今回はホルモンとEDのバランスや関連性、注意点などについての情報をご紹介します!
ホルモンの重要性だけでなく、活力ある生活を送るためにホルモンバランスを調整するために気を付けなければいけないことについて見ていくことにしましょう。
男性ホルモン・女性ホルモンとEDの関係とは?
男性ホルモンである「テストステロン」の低下は、EDだけでなく、イライラやうつ、集中力の低下などを招き、また、生活習慣病などの健康問題にまで発展します。
男性でも更年期障害になる例が最近大幅に増加しており、広く認知されるようになりました。
男性ホルモンの分泌が低下すると、3つの問題が引き起こされるといいます。
1つ目は、EDや性欲減退などの「性機能関連症状」です。
2つ目は、うつや記憶力の低下、疲れの蓄積などの「精神・心理症状」です。
3つ目は、女性の更年期障害によく見られる「身体症状」で、発汗や体の火照り、睡眠障害です。
このように、男性ホルモンの低下はEDだけでなく様々な症状を招いてしまうのです。
また、女性ホルモンによってもEDは引き起こされます。
女性ホルモンは男性の体内でも生成されているのですが、女性ホルモンが男性ホルモンより相対的に増加した場合にEDになってしまいます。
こうしたホルモンのバランスが崩れた場合に起こるEDは内分泌性EDとも呼ばれています。
EDは重病を知らせるサイン!?
男性ホルモンの低下はED以外にも重大な症状を招きます。
EDを自覚してから数年後に重病になってしまった、というケースは非常に多いようです。
EDは性機能の低下だけでなく、メタボのもととなる高血圧、高血糖とつながっていることが多いのです。
メタボだけであればまだ良いのですが、心筋梗塞、脳梗塞、狭心症にまで発展することが多いといわれています。
これらの症状を患った成人男性の3分の2は、発症の3~4年前にEDを自覚していたという調査結果も発表されています。
EDは血管の働きが低下して起こるものでもあるため、EDが心血管疾患につながっているのです。
そのため、EDを自覚した場合は「もう歳だから」とすますのではなく、医師に相談したり健康診断を受けてみることをおすすめします。
男性ホルモンの低下を防ぐには?
男性ホルモンはその95%が睾丸で作られています。
男性ホルモンの代表であるテストステロンが減少することによりEDが発症するのです。
このテストステロンの分泌量は個人によって異なりますが、ピークは20代で、それ以降は減少するのが一般的です。
ただし、個人差が大きいため、80代の男性であっても30代と同じくらいのテストステロンを分泌している方もいるようです。
テストステロンは、健康的な生活を心がけることで減少のスピードは緩やかになります。
具体的には筋トレ、特に10回程度で限界を感じれるメニューが望ましいとされています。
食生活では十分なたんぱく質を採り、バランスの良い食事を心がけましょう。
また、睡眠不足はホルモンバランスにとって大敵ですので、十分な睡眠時間の確保を意識しましょう。
これらを意識しつつ、健康的な生活を送ることでテストステロンの分泌を促すことが大切と言えます。
まとめ
男性ホルモンが多い男性は、仕事でも成果を出しているという調査もあるといわれています。
そのため、性機能の維持だけでなく健康上、仕事上でも男性ホルモンの維持は非常に重要です。
健康的な生活を続けることが男性ホルモンの維持につながります。
EDは健康上の問題に対するサインと考え、発覚した場合は早期に自信の生活を振り返りましょう。
【ストレッチ・筋トレ 関連ページ】
ストレス・高年期障害・疲労回復にも効果的?万能ブリッジポーズ