EDだけじゃない!恐ろしい男性更年期障害の症状とは?

更年期障害と聞くと、女性の方を思い浮かべがちですが、男性も更年期障害になります。
「更年期障害って言ってもED(勃起不全)でしょ?」
というイメージが強いかもしれませんが、EDももちろんですが、それ以外にも症状として表れます。
男性ホルモンの減衰が男性の更年期障害の原因
男性ホルモン(テストステロン)が大きく影響していると言われていますが、これは20代が一番高く、年齢を重ねるにつれて数値が低下していきます。この数値が減少しているから、性欲が減退してきたり、EDになってしまったりと簡単に結び付けられがちです。
しかし、このテストステロンの減少ですが、それだけでなく精神の影響も及ぼしている要因だと考えられます。
更年期障害は大きく分けると3つの変化
男性の更年期障害は、大きく分けると3つの変化が症状として表れます。それは、性の症状、身体の症状、心の症状です。
性の症状として表れるのは、性欲が著しく衰えたり、興味が無くなったり、反応がしなくなったり、パートナーとの性生活に影響が起きてきます。
性欲が減少するということは、それだけでなく男性らしさも低下したりします。一般的には、攻撃性だったり、男らしさだったりということですが、狩猟していたころのDNAを思い出すと、仕事に対しての意欲も減ってきてしまうかもしれません。
次に身体に表れる症状ですがこれは、肥満や内臓脂肪の増加があげられます。その他、骨粗しょう症など、骨に対しての影響も少なからずあるかもしれません。
高血圧や糖尿病、脂質異常やメタボリックシンドロームもその一つかもしれません。これらの現象が体力の衰えだったり、疲れにあらわれたり、多種多様です。
最後に心に表れる症状ですが、鬱や認知症、無気力症候群にあげられるようなものです。
いつから起こるかがわからない症状
男性の更年期障害は、いつから始まってくるかがわかりにくいです。女性の場合は、閉経のおよそ5年後程度から表れてくると言われています。
しかし、男性の場合は区切りがないためいつ発症するかわからず、他の病気と混同されやすいこともあるため、気がついたら進行していたということも少なくありません。
また、社会と交流する場所があるならまだしも、そういった場所も少ないため、自分ひとりで悩みを抱えてしまうことも多々あります。そのため、自分の状態をある程度把握しておく必要があり、ちょっとした変化がサインだったりもします。
こういった症状が出たら、気をつけよう
男性の更年期障害は、本人が気づくというより、その周囲の人がキャッチすることの方が多いかもしれません。
例えば、休日家でゴロゴロしている際、ちょっとしたことで怒りだしたとか、頑固になってイライラしだした、しかし次の瞬間元気がなくなってしまった・・・など。今までのあの人らしくないなぁって思う瞬間があったら、それがサインです。
「最近笑っていない。」
「細かい文字が読めなくなってきた。」
「夜何回も起きてしまう。」
など、こういった症状があれば、重度の男性更年期障害であるかもしれません。出来るだけ早く、医者に相談されたほうがいいでしょう。
まとめ
男性更年期障害は、ED(勃起不全)だけかと思われがちですが、身体や心において様々な症状として表れてきます。それは、重い病気に繋がるサインでもあるためできることなら早めに対処したいもの。そのためにも自分の身体の変化や周囲の方のアピールで初めてわかることもあります。
自分では中々気づきにくく、周囲の人がおかしいと思う瞬間から発覚することがあります。相手に伝える場合、本人が傷ついてしまうこともありますのでできるだけ優しく、気づかせてあげてくださいね。
心に多少なりとも負荷のかかる病に共通することですが、相手の心を傷つけるようなことは厳禁です。男性の更年期障害もその一つですので、重くならずに向き合ってくださいね。
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